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詰まりやすいトイレットロール

  • 執筆者の写真: ASAHI DRAIN
    ASAHI DRAIN
  • 2024年1月24日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年4月12日

こんにちは、アサヒ排水サービスの清水です。

排水の詰まり除去の仕事をしていると、都市伝説のようにまことしやかにささやかれているような案件に出くわすこともしばしばあります。

なかでもトイレ詰まりでよく出てくるワードがコストコの紙。


個人的にはけっこう好きです。

使い心地がとーってもいいですよね。

値段も特に安いわけじゃないし、むしろ高級品の価格かと思います。


で、トイレ詰まりでおうち訪問すると、これ使っている家がたまにあります。

統計を取ったわけではないので具体的な確率はわかりませんが、そんなに多い印象でもない気がします。

が、数字で出したらもしかすると高めな部類になるかもしれないですね。


ただ、詰まり方には特徴があるように思います。

便器内で詰まってポンプで抜けるような案件ではほかの紙となんら差はないように思うのですが、特に屋外の桝や排水管の詰まりでその登場回数は増えるような気がします。

詰まった場所を観察すると、紙が原形をとどめたまま折り重なっている状態が見て取れます。

ズバリ溶けにくいのだと思います。


便器の詰まりは一度に大量に流さなければ防げますが、桝や排水管は何かの拍子に流れきらず残ってしまい、長時間の不在などで排水管に貼りつくなどするとそこから詰まりが拡大して流れなくなってしまうようです。

これはコストコ以外の紙でも起こりうることです。

桝なら水をかけて流したり突いたり自分でなおせることもありますが、排水管は高圧洗浄が必要なことも多く、復旧に多額の費用が掛かります。


ものすごく多くの世帯で使っているはずですが、実際はそこまで多くの家で詰まっているわけでもなさそうなので、これまでにこの紙を使って詰まったことがある家では別の紙に代える方がいいのかもしれません。

私としてはむしろこの使い心地はぜひ試してもらいたいくらいだと思っているのですが、仕事を増やすためみたいな誤解を招くといけないのでご自身の判断でお願いします。


ちなみに、溶けやすい紙もありますが、値段や原料などはあまり関係ないようです。

溶けやすい紙もまた、簡単に穴が開くので一度に大量に使ってしまうという落とし穴に注意が必要です。

どんな紙も、程度の差こそあれ水洗トイレに流せるものなら普通に使えますので、いろいろ試してみるといいかもしれません。

 
 
 

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