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時には『技』を使います

  • 執筆者の写真: ASAHI DRAIN
    ASAHI DRAIN
  • 2024年11月6日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月23日

こんにちは、アサヒ排水サービスの清水です。

今回はアサヒ排水サービスの『技』のご紹介です。


舞台は築10年ほどの戸建1階のキッチン排水詰まり案件。

キッチンからの枝管は主管の最も上手(かみて)に合流していました。

家の周囲はバラストが分厚く敷き詰められていて、桝を探すのも一苦労。

で、たまたま見つけた桝は上手の起点桝で、水位の上昇が見られました。

主管から詰まってしまっているようです。


以上…


桝、見つかりません。


勝手口近くに出ているはずなんですが、あろうことかそこには花壇が…

現状だとカメラを入れても濁り水でなにも見えないので、とりあえず主管を流れるようにして、それからカメラでキッチンの桝を探すことにします。

手探りで探すと時間ばかりかかる上に、今回は花壇の下の可能性が高くてそんなところを掘り返していたら腰が痛くなるし日が暮れてしまいます。

というわけで、ロケーターという装置でカメラ先端のゾンデ発振器の電波を使って桝の位置を特定します。


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案の定花壇の下でした(汗;)。

室内から詰まりを抜くのもありですが、高圧洗浄だと詰まりのせいで下流に流れない水が手前に逆流してきます。

トーラーでの事前の通水確保や溢れた水を受けるような逆流対策をすれば可能ですが、流しの下の物を全部出すなどおうちの方の負担も大きくなりますし、やはりそこには万が一のリスクというものが生まれてきます。

というわけで、ここで『技』を使って詰まりを抜いちゃいます。



キッチン系統の合流桝を挟んで上下2か所の桝は開けることができたので、上手からカメラを入れてその画像をWi-Fiで飛ばし、手元のタブレットでモニターしながら下手から相対する形で高圧洗浄をかけます。

同じ桝からカメラとノズルを入れることもできますが、それだとノズルのしぶきで見えなくなってしまい、作業効率が落ちるのでこのような方法を取ります。

高圧洗浄のノズルは、普通前方にしか進まないので合流の枝管に90度曲げて入れることはできません。

ここでは噴射が均等ではない、排水管の内側に水圧で貼りつきながら進む特殊なノズルを使用します。

こうして開けられない桝の枝管にも高圧洗浄のノズルを誘導することができるのです。

これで詰まり自体は解消できたので、あとは仕上げにシンクの側からも高圧洗浄をかけ、カメラでノズルが主管に顔を出したことを確認してコンプリート。


いかがでしたでしょうか。

昨日作業したお宅も2階キッチン詰まりで5年ほど前にいちど詰まり除去の作業をしたと言うことでしたが、比較的安価で業者さんはなんとケルヒャーのポータブル洗浄機を使っていたというのです。

むしろよくそれで事故も起こさずに流れるようになったうえ、5年ももったなとは思いましたが、やはり再発の原因となる取り残しがないようにするのにカメラの力は絶大です。

回を重ねて慣れているつもりでも、どんなに丁寧にやったつもりでも、カメラで見ると残ってます。

カメラ作業がつくとその分の料金はかかりますが、完全に取り除けたことの確認ができる安心には代えられません。

また今回のように、目視が不可能な環境での作業にカメラは絶大なパワーを発揮します。

排水詰まりのお困りごとは、アサヒ排水サービスにおまかせください。

 
 
 

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