指定業者(排水設備指定工事店)のお話
- ASAHI DRAIN
- 2024年6月13日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年11月3日
誤解を招くかもしれませんが書いてみます。
まずさきにいっておくと、指定業者がいいとか悪いとか安心とか危ないとかいう話ではありません。
自治体登録の指定業者ですからもちろんちゃんとした意味があってその仕事をしている業者さんです。
給排水それぞれ指定があるので、詰まりは排水になります。
問題は指定業者を誤解している人が一定数いて、SNSなどで排水つまりの相談を投稿したりすると、『指定業者一択だ』と自信満々にリプする方がいます。
先日伺ったお宅では、私を呼ぶ前に複数の指定業者に電話してみたそうです。
その段階では、頭の中は指定業者一択であったのは言うまでもないのですが、結果は全敗。
何件かは「うちは詰まりはやってない」と断られ、何件かは電話にも出ない…
なんかおかしいぞ?
ということで、ちょっと方針を変えて近所だし排水専門でやってるみたいだし、ためしにネット検索でヒットしたアサヒ排水サービスにということでお呼びいただきました。
お客様にも説明したのですが、いわゆる高圧洗浄などの詰まり除去に指定はいらないんですし、資格や申請もいりません。
排水管を切ったり貼ったり、設置したり下水に接続したりできるのが指定業者です。
なので、最悪詰まりが抜けなくて排水管を切って引き直すなどという時は指定業者がいいのであながち間違ってはいませんが、トイレの紙を流しすぎて詰まった場合などはポンプで簡単に抜けちゃいますし、そんな詰まりじゃ高いお金もらえないし、かといって大変な詰まりだった場合はそれに対応できるような技術に加えて高圧洗浄機やカメラ、付随する様々な道具など、どれも高額でそれらを持っている指定業者もそうそういないというわけです。
詰まりは先行投資が必要なうえに突発的で緊急性が高く、先の予定が埋まらない状態で日々待機が続くので、指定業者さんみたいにいい仕事が切れ目なく入ってくるところはリスキーに感じるんじゃないかと思います。
だからうちは詰まりはやらないよってところが多いのだと思います。
一方で、SNSでぜったいに電話するななどと言われちゃったりする大手の水道屋さん。
全国の多くの自治体で指定を取ってると思います。
名実ともに立派な指定業者ですよね。
この矛盾で指定業者一択だ!っていう人は誤解してるのがわかります。
あと、私が住む横浜市のサイトを見てみると、指定業者の定義みたいな説明に続けてどんな場合も必ず見積もりを取って納得してから契約すること、安いとは限らない、見積無料とは限らない、業者ごとに料金は大幅に変わる、そもそも詰まりは受けない業者もある、夜は高いかもしれない、とにかくトラブルにならないように何かしらの依頼をするときは事前に費用などの確認をしてください…ってほめてるんだかけなしてるんだかってくらいめちゃめちゃ慎重なんです。
詰まり案件での業者の個別紹介はしてないみたいですね。
指定業者が起こすトラブルの責任は取らないよという暗示みたいなものなのしょうか。
そりゃそうですよね、市が仲介する仕事ではないのだから。
そんなわけで、アサヒ排水サービスは非破壊の詰まり除去専門なので指定は取っていません。
が、みなさんのおうちの詰まりを抜くための装備や技術はけっこう高いという自負を持ってやってますし、外注に出さない分、必然的に料金も抑えたものになっています。
見積はシンプルかつ明朗で作業項目ごとに単価が決まっており、ありがちな「もらいたい合計金額にあとから作業項目と値段を割り振っていく」ような見積のつくり方はしておりません。
加えて3000円も5000円も引けるような利益は乗せていませんのでクーポンはありません。
お見積に納得いただけない場合は無理な営業行為はせず笑顔で引き上げますので構えず気軽に声をかけてください。
いかがでしたでしょうか。
指定業者ありきでもいい業者さんに巡り合えればいいのですが、それ以前に指定の意味を知っておくことは大切です。
いわゆる通常の非破壊の詰まり除去において、指定の持つ意味は特にありませんのでそれを踏まえたうえで信頼できる業者選定をしていただければと切に願っております。






コメント